野間の大かつら
ハチ北のパワースポット・野間の大かつらの紹介
野間の大かつらが大きくなるまで
ハチ北高原スキー場・中央ゲレンデのロッヂ野間の上方にあり、存在感のある大木となりましたが、昔は伐採される危機もあったようです。父が健在だった時に聞いた話では、スキー場になるまで但馬牛の牧場であった場所であり、父が若い頃は雑木の一種類にしかすぎず、大事に育てたところで価値のある木ではないという認識でした。
ただ、父は、蔓が絡まったり、他の木がかつらの上に被さって倒れてきたりしたら、障害を取り除いてやり、大きくなるように管理してきたと聞きました。父はかつらの木について、学問的な知識があるわけではないのですが、「水を呼ぶ木」であるという認識があり、かつらの木の近くには水が湧いて出たり流れていたりする事が多いと話しておりました。父自身が気を付けて管理をしてきたので、現在は立派な姿になったのだと自画自賛しておりました。
父は植物を育てる事が好きでしたので、あながち大げさではないのかもしれません。私は父と違って、植物には興味がないので、仮に父の時代に生きていたら切っていたのかもしれません。現在は大きくなったかつらの木を見て、父が遺してくれた事に感謝しております。
「野間の大かつら」とは・・・
かつらは、落葉高木で、北海道から九州まで、冷温帯の冷涼な渓流などに生育しています。多くの枝は、箒の様な形をしていて、斜めに伸びて独特の形をしています。高さ30mに達する巨木も多いです。
水分が多くて、肥えた土地を好んで、生育します。加工もしやすく、家具や建築にも用いられます。新緑の葉は美しく、ハート形をしており、秋には紅葉します。雌雄異株で、花は葉より少し早く5月~6月ごろに開き、実は9月ごろに熟し、実をつけます。
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